コーヒー
半休を取り、新宿へきた。
数多いる愛知クズ社会人の中でも、かなり高レベルなクズ社会人だろう。
今は800円のコーヒーと450円のショートケーキを食べている。合計1250円。
高い。
コーヒーの美味しい、美味しくないはよくわからん。
この前、軽い気持ちで大須かどっかのコーヒー屋のドアを開けたら
暗闇×バーのカウンター×ホストみたいな店員×カウンターにロウソクとばら撒かれたバラ
が光景として飛び込んできて、すごくびっくりした。
これ高いやつや
と一瞬で感づき、
出ようか迷ったけど既にカウンターのホストにロックオンされており逃げれず、バラの撒かれたカウンターに座った。
そして1番安い1200円のコーヒーを注文。
注文後、さっそくホストがコーヒーを作り始めた。
ホストは忍者のこどく凄まじいスピードで豆を挽き、ドリッパーに入れ、ポッドに湯を入れていく。
しかし、ポッドに湯を入れた後、今まで凄まじいスピードで動いていたホストがピタッと止まりゆっくりゆっくりと神妙な面持ちでポッドを持ち、豆の入ったドリッパーに湯を入れていった。
その入れ方がすごい。
湯をドバッとでなく、まさかの一滴、一滴、ずつ入れていた。
ホストの慎重さに豆もお湯もポッドも服部もみんなびっくり状態。
一滴、一滴ずつなので時間がかかる。
ホストの手によって、湯が一滴ずつドリッパーに入っていくのをガン見しながらだんだんと、いつ終わるんだ、という気持ちになってきた。
そしてホストは一滴ずつ湯を入れながら時折、こちらに視線を送ってくる。
ホスト、コメント待ちか?
と察し、
「こだわりがすごい」
と言うと、ホストが微笑した。
そしてようやく、パスタ皿サイズの受け皿にのってコーヒーが届いた。
美味しい、美味しくないはよくわからん。
健康